ピラティスって何?
- 桃子 吉永

- 8月5日
- 読了時間: 3分

私が初めてピラティスを学んだのは16年前です。
それよりもさらに前に、とあるヨガスタジオでアルバイトをしていて、マットピラティスのプログラムを指導できるように研修を受けたことがありますが、それは今の私からするととてもじゃないですがピラティスと呼べるものではありませんでした。
16年前に最初に受けたピラティスはマシンピラティスのプライベートレッスンでした。が、コアマッスル(≒丹田)やその他インナーマッスルのことがその指導では全く分からず、色んな意味で驚きました。
※ちなみに知らない人向けに…私は22年前から動きの解剖学を理解することを目的としてクラシックバレエを学んでいますし、23年前から治療家を目指して勉強してきた人間ですので運動に関して全くのド素人ではありません。
その後ピラティスの養成スクールに通うことにしたのですが、コアマッスルをはっきりと理解したのは学び始めてから1年後くらいのことです。
はっきりと理解したというのは、習得したという意味に近いので、それ以降はその感覚を失ったことはありません。むしろ時間が経てば経つほどより明確に認識できるようになっています。
それで今となっては、体験的なコアマッスルの感覚であれば数十分で、そして私がかつて1年かかって(おそらく250時間くらいかけて)理解した感覚レベルであれば、数十時間で生徒さんに理解してもらえるようには指導しています。(※もちろん個人差はありますが)
ピラティスと一口にいっても、中身は指導者によって全然違うと思います。
私自身も、私が指導していることはピラティスなのかどうか、よくわかりません。
(私のメソッドの土台は師である夏嶋隆から学んだ考え方がすべてで、その土台を基にあらゆる経験を経て私自身のオリジナリティが生まれているので)
私はある一定の、体感に優れた能力を持っていると自分でも思うのですが、要は自分の身体を通して理解してきた「身体が喜ぶ動き方」や「回復法」を、技術として生徒さんに教えているというのが実際のやっていることです。
その技術や身体の考え方を学ぶと、健康にも美容にもスポーツにもダンスにも武術にも演奏にも応用が利きます。
すべての活動は重力のあるこの地球で、筋肉を動かすことから始まりますからね👍
ちなみに今のところ唯一、通用しないのが今私自身が学び続けている原初舞踏なのかなと思います。舞踏は内的身体であり、私がやっていることは外的身体の領域なので、相まみえるところがないわけではないと思いますが、直接的には全く通用しないです。芸術の領域は外の世界の法則とは違う原理があるようですね😌面白いです。







