[集中講座2026]を終えて
- 3 日前
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昨日、2日間の集中講座を終えました✨
新しい試みを加えたことで今までにない講座が実現できたなと感じています。
今回の講座のテーマは、「身体を核として自分を捉え直す」ということを目指して構成しました。
それが実現されたかどうかは個人個人によると思いますが、それを目指して構成したことで得られたものがあるのではないかと思います。
一日目は私のメソッドによる丁寧なケアと動きの実践を行いました。
ケアのやり方一つをとっても、言葉や身振りだけで伝えられることには限界があります。どうしてもその人が認識できる範囲でしか取り組めず、人によっては全然違うことをやってしまっていることはよくあります。
また普段の生活の中で身体に集中できる環境がなかなか作れない方にとっては、私のスタジオに来るだけでもいつもよりかなり集中できるので、質の高いケアやエクササイズを行うことができます。
エクササイズのメインは呼吸とインナーマッスルとアライメント(例:骨盤と肋骨の位置関係など)に最大限意識を向けて行うマットピラティスの最も基礎的で地味なエクササイズを中心に行いました。自分の身体を理解するとき、一つの動きを丁寧に行うことで得られる経験がやはりとても重要だと思うからです。
背骨周囲だけ異様な硬さを長年もっていらっしゃる生徒さんは、このエクササイズを行うだけでも首に変な力みが入ってしまうのですが、それでも私のハンズオンによるサポートを加えながらかなり集中して繰り返し行うことで翌日の背中の状態は薄皮一枚分の鋼がとれたような感触になっていました。身体はきちんと動かせば必ず応えてくれるものです。
一日目の終了後はたけちゃんの料理で懇親会を行いました。これがやはり、外食での懇親会とは全く違いました。
たけちゃん特製の甘くないミキ、無限に食べれてしまう世田谷産の発酵野菜や旬の野菜、宝石が散りばめられたかのようにキラキラ光る(!?)トロけるローストビーフ、口に入れた瞬間溶けていく白米、3種類の味噌をすり鉢で丁寧にあてて作ったカブの味噌汁…
私はいつも食べた瞬間から身体がなめらかになる感じがするのですが、それだけたけちゃんの料理には不思議なものを感じますし、たけちゃん自身が持つ場の力を感じました。
みなさんの辿ってきた人生のお話もお一人おひとりとても興味深かったですし、身体のもつ力についてお話もししたりして、パーティは終始和やかでただただ楽しいひとときでした。
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2日目の前半は1日目でやったことを復習しましたが、1日目より動きの質が上がっているので身体の反応の違いも見えて、皆さんの身体の伸び代を感じました。
そして中盤から内的身体のワークに入る導入として、お互いの身体を触って動かし、他人の身体を知るということを行いました。
他人の身体を触ることで一人一人の身体がいかに違うかが感じれますし、他人に自分の身体を動かされるという体験も相手によって全然違うのでとても面白いんです。このような比較対象が出てくることで自分の身体への理解も深まるはずです。でも一番楽しんでいたのは私だったかもしれません…!
私の身体はある部分で極端に繊細なところがあるので、触られる相手によって即座に身体が変化します。触られ方で相手の世界観が見えてきたりするので「身体占い師」と言いたくなることもあります。笑
(もちろん私が生徒さんの身体を触ることでその人の世界観が見えてくる機会のほうが多いのですが、触られることでも色々わかります。)
トレーナー養成講座をしていた頃はまだ素人の人たちに私の身体を触ってもらうわけですが、そうすると面白いくらいに私の身体が崩れ始めてくるので講座終了後に自分で元に戻したりしていました。私自身は無意識に培ってきた技術ですが、触るという行為にはとても深いものがあると思います。
そして最後に内的身体のワークを実践しました。実践する前にあらゆるお話をした上で取り組みます。これは本当に私にとってもかなりのチャレンジだったのですが、まずまずと言える稽古ができたのではないかなと思います。
一番最後は私が最上先生の稽古場で習っている「床稽古」を行いました。とても美しいシーンがたくさんあり、写真や動画に収めました。



床稽古の様子
直後の皆さんの感想としては、
「音楽が鳴り始めたとき、自分自身が耳そのものになった感じがしてこんなに美しい音楽があるんだという感動の渦中にいた」
「説明を聞いている段階ではどうなんだろう?と思っていたけど実際にやってみるとどこまでも丁寧さを求めて動くことが楽しくて終始楽しかった」
「これだけスローで行う経験をしたことで、今後の身体づくりにおいてももっと解像度を上げて取り組めそうだということと、逆に自分という存在を全体的に捉えるという体験も同時にできたことで、この感覚も今後の身体づくりに活かしていけそうだ」
というような感想をいただきました。
最後の方の感想は私自身もまさに辿ってきたもので、舞踏の稽古での経験が身体づくりにおいてかなり役立つということが見えてきたんです。
ピラティスはもともと正確性を重視するためスローで動くことが多いメソッドですが、私の指導では通常のピラティスより何倍もスローかつ緻密に動かせるように指導していきます。そうすることで一枚岩だった身体が砂くらいに細かくなり、動かなかった状態が動くようになるということが起きたりします。
今回初めて自分の生徒さんに内的身体のワークを指導したことで、日常の身体のまま丁寧さを指導していくことも良いですが、非日常の身体を経験してしまうことの威力の凄さを垣間見ることができたと思います。 それともう一つの私にとっての大きな成果。
それは、「解剖学的な身体操作の指導と内的身体の指導はぶつからずに同時にできる」ということです。
内的身体を理解するためには、解剖学的な身体の認識は本来、邪魔になります。私自身も最上先生の舞踏の稽古を初めて受けたとき(WS)から自分の持っている技術を一切使わないようにしてきました。今回の内的身体のワークに入るときも、「ここからは今まで実践してきたことを一切忘れてください」といって行いました。そうすることで受講された生徒さんは、「機能的な動き」と「器官なき身体」を同じ身体の中で実現することができました。(程度や深さは置いておいて)
これはまさに、どちらも経験してきた私が指導するからこそできたことではないでしょうか!?(ドヤ)
このように新たな知見がたくさん増えて本当にやって良かったなと思いました。
受講された生徒さんがどのように感じられたのか、きっと感想を送ってくださると思うので楽しみに待ちたいなと思います。(これを読んだからといって無理によいしょするような感想は送らなくて良いですからね〜)
さて、あまりぼーっとしている時間はないので私は次に進まなければです!




















